こんにちは、引き寄せ数秘ガイド陽香です。
おしゃれは好きだけど、なんだか最近何を着ても気分が上がらない。垢抜けない気がする。
オンラインで骨格診断を受けたのは、そんなフェーズに入った45歳の時。あれから5年、今では自分に似合うものが完璧に理解できるようになりました。
過去50年分の好み・思い込み・人からみた印象で武装したアラフィフ一般人が、骨格診断を受けることで本当におしゃれになれるのか?
前回のパーソナルカラー診断に続き第二弾、オンライン骨格診断を受け「本当に似合うもの」の選び方を習得するまで、そしてファッション素人視点で気づいた、押さえるべきポイントについてです。
骨格診断とは
骨格を決める3要素は 「筋肉」・「脂肪」・「骨感」。 ご自身の質感(肌質や骨感)のうち、筋肉・脂肪・骨感の、どの質感が一番に感じるか?質感と素材の調和感で骨格タイプの軸が決まります。
「がっちり」「ふんわり」「ハリがある」「乾いた」「骨っぽい」「柔らかい」など、人の外見を例える言葉はたくさんあります。
これらの印象を生み出すのは「骨格」と「肌の質感」。これをストレート・ウェーブ・ナチュラルの3つのグループに分類するのが骨格診断です。
例えば長澤まさみさん・田中みな実さん・冨永愛さん(アラフィフ世代的には藤原紀香さん・松田聖子さん・今井美樹さんをあげたい😂)。どなたもスリムですが、全員印象が違いますよね。
- 筋肉の付きが良く肌質にハリや艶がある
- バストやヒップ、太ももが発達したメリハリライン
- 筋肉量が少なく皮下脂肪が多いため肌質が柔らかい
- ウエストが細く骨盤が緩やかに広がる下重心のライン
- 筋肉や脂肪は少なく肌質より関節が主張している
- 肩から骨盤が四角い枠組みのスタイリッシュなライン
これ、上から長澤まさみさん・田中みな実さん・冨永愛さん(藤原紀香さん・松田聖子さん・今井美樹さん)。印象はゴージャス・キュート・スタイリッシュ……ですよね。
彼女たちは各タイプの見本のような人たち。でもこの「代表的な有名人はこの人」こそが、自己診断をする時に惑わされる一因だと思うのです。
例えば私はウェーブなので、松田聖子さん・田中みな実さん一派。
……いや、私と松田聖子さんって絶対同類項じゃないでしょ、あんな女性らしさ・かわいらしさは私にはないでしょ、って😅
みなさんも、代表的な有名人の名前を見て同じように考えるのではないでしょうか。
骨格診断、自己診断が間違いがちな理由
YES・NOで答えていくと自分の骨格タイプがわかるオンラインや雑誌の骨格診断。パーソナルカラー診断同様、これがなかなかトリッキーだったりします。
例えば私は背が高く、肉付きが薄くメリハリがない棒のような体型。ファッションは幼い頃から母の好みもありボーイッシュでシンプル、女性らしさ・かわいらしさとは対極でした。
ふんわり・ガーリー・ヒラヒラとは無縁で45年生きてきて、自分はもちろん周囲の人が持つ私の印象もウェーブではありません。 自己診断する時にこの思い込みと好みが無意識に働くのです😓
そして「骨張ってる?」「首は長め?」「皮膚は柔らかめ?」という質問も判断がとても難しい。こういうことは人と比べてはじめてわかるもので、「どちらかといえば骨張ってる」程度では客観的かつ正確な答えを出せないでしょう。
「ナチュラルっぽさのあるウェーブ」や「ストレートに近いナチュラル」「ウェーブ感もあるストレート」の場合、正解に辿り着くのはかなり難しいと思います。
ちなみに後日、プロに「 ナチュラル要素があり、どちらか迷ったけどウェーブ」といわれた私の自己診断は、希望通り😅ナチュラルでした。
これを受けてワイドデニム、ナチュラル素材のゴツいネックレスなどを楽しんでいましたが、どこかで不調和音を感じていたのです。
帰国予定はない。でも思い立ったら今すぐ知りたい。こうして当時オンラインでの骨格診断をメインにオファーしていたSALON Singbird、鶴田さん に行き着いたのです。
骨格診断士による、まさかのウェーブ判定
全身・デコルテ〜顔・横姿・手首・普段のコーデなどを指定された写真(もちろん各種フィルターはすべてオフ)を送り、数日後いただいた判定はまさかのウェーブ。
いやいやいや、ないわ〜と思いつつ、解説をじっくり読み込む。
「骨格診断」という名称から、体型による判断比重が大きいような印象を受けますが、実は 質感の方が重要なんですね。
骨格診断は、説明を受けるだけでは活かしきれない
レポートには、各診断ポイントにおいてウェーブ・ナチュラルどちらが優勢か(ストレートは選択肢にも入っていませんでした😂)、どんな系統のファッションが似合うのかが画像入りで説明してありました。
もちろんこれを読んだだけで、いきなりウェーブの着こなしができるようにはなりません。この解説を理解し、現実のファッションに落とし込まないと、結果を活かせないのです。
対面で骨格診断を受ける場合、診断結果を得る過程で自分にマッチする「素材」「デザイン」「重心」の説明を受けるでしょう。
オンライン診断の場合、これらの重要ポイントは解説を読んだり、ネットで情報を集めたり、自分で習得するしかありません。
【重要】質感にマッチする素材を選ぶこと
試行錯誤の末、私が行き着いた落とし所はこちら。
- 質感→内側からパンッと張った感じ。硬質で強いツヤ
- 素材→コットンやタフタなど、みっしり詰まったハリのある生地
- 光→鋭い、強い光
- 質感→もっちり柔らか。シルクのような上品なツヤ感
- 素材→モヘア・レーヨン・シルクなど、ふんわりエアリーで柔らかい生地
- 光→ソフト・デリケートなツヤ感
- 質感→乾いた硬さ、無機質な感じ。ツヤはなくざらり
- 素材→リネンやコットン、ざっくり感があり、ツヤのない生地
- 光→なし
もちろんデザインも大切ですが、素人的にまず最初に抑えるべきと思うのは素材じゃないかな〜と。
- ゴージャスなハリがあり、強い印象のストレートさんにはふんわり柔らかなオーガンジーはマッチしない
- 柔らかく上品、エレガントな柔肌のウェーブさんが硬くて目の詰まったウールのコートを着ると、服に着られているようになってしまう
- ドライな格好よさをもつナチュラルさんが、流れるようなドレープ感・優しい光沢のプリーツスカートを履くととってつけたような不自然さが生まれる
ストレート=硬い、ウェーブ=柔らかい、ナチュラル=ドライ。これが大前提ですが、その度合いは人によって違うので自分の許容範囲を特定します。
「一般的に」といわれるデザインは当てはまらないことも多い
デザインの注意点として、一般的にいわれていることがあります。
「ウェーブはデコルテが寂しいのでラウンドネックが似合う」「ストレートはVネックが似合う」「ナチュラルはゴツめの靴が似合う」etc etc。
でも私はTHEウェーブではないからか、ラウンドネックは似合いません。反対にVネックよりラウンドが似合うストレートさんもいます。
こんなふうにデザインは遊びの幅が広いように感じますが、 素材はごまかしが効きにくいんです。やはりナチュラル風味があるにしても、ウェーブの私は硬くて重さのあるデニムジャケットが本当に似合いません😓
骨格診断結果を生かしておしゃれになるには
素材にしてもデザインにしても、トライ&エラーを重ねて「私はこれ!」という領域を自力で見つけていくしかないのです。
この過程を経ない限り、骨格診断を受けてもおしゃれにはなれないんじゃないかなと思います。
対面で診断を受けて、その場でbefore afterコーデを作ってもらったとしても「なぜこうなるのか」がわかっていないと、残念ながら再現はできないでしょう。
結局おしゃれってスポーツや勉強、お料理と同じ。理論を読んで、繰り返し実践する。そうすることで力がついていくんだと思います。
結論・普通に生きるなら生まれもってのセンスはいらない
骨格診断を受け、ワードローブの再構築を完了させて思うこと。
それは「おしゃれなアラフィフ一般人」として普通の毎日を過ごすなら、生まれ持ってのセンスは必要ないということです。
デザイナーになりたい!という場合には、努力だけでは得られないセンスという名の才能が必要でしょう。
でも自分に似合う服を着て、心地よく毎日を過ごすためにおしゃれになりたいなら、必要なのは、 学んで実践するやる気だけ。
骨格診断は参考書のようなもので、読むだけで身につくものではないようです。参考書が必ず練習問題とセットになっているように、骨格診断も結果を基に練習問題を解いていかなくてはいけません。
オンラインにしても対面にしても、骨格診断を受けるときには 診断後、どれだけ質問を受け付けてくれるのかを必ずチェックしましょう。
実際のコーデを写メしたり、買おうと思っている服をオンラインで見てもらってOK・NGの判断を理由付きで教えてもらえないと、また思い込みの迷路に踏み込んでしまうから。
ボトムライン
悲しいかな外見の変化を感じ始めるアラフィフ世代。50年分の思い込みを清算して、新しいステージに向けてポジティブにシフトしましょう。
そのための手段として骨格診断、そしてそれに続くワードローブの再構築はおすすめです。