こんにちは、引き寄せ数秘ガイド陽香です。
10年前生まれて初めて花粉症を発症、とにもかくにも鼻が詰まるタイプのやつでした。我慢が嫌いな私が何も考えず、迷わず手を伸ばした点鼻薬……
薬局で買える、知ってる人には悪名高いOtrivin(オトロビン)。
ここから私と点鼻薬依存、長い戦いの幕が開いたのでした。
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ナザール中毒はなぜ起こるのか?
Otrivin(オトロビン)は日本でいうところのナザールのようなOTC薬。ナザールはナファゾリン塩酸が有効成分ですがOtrivinは日本未承認の成分、キシロメタゾリンが有効成分。
使用5秒後には鼻がスッキリ通る、ものすごく即効性のある点鼻薬です。 でもその即効性と引き換えに、中毒性もかなり高い。薬局で購入するときには必ず念押しされます。
「 1日3回まで、5日以上連続して使っちゃいけないのはご存知ですよね?」
ナザール中毒のメカニズム
キシロメタゾリンもナザールのナファゾリン塩酸と同じ、血管収縮剤です。血管収縮剤が鼻づまりを改善させるメカニズムとは:
鼻づまりを一瞬で治してくれるなら、これほどすばらしい薬はない。ですが世の中そんなうまい話はなかなかありません……リバウンドがあるのです。
ヒトの体とは不思議なもので、薬で血管を抑え続けると血管は薬に負けるか!というように、反対に増生します。すると今度は:
最終段階では点鼻薬をすると鼻孔内が痛んだり、鼻水に血が混ざったりします。こうなると 薬剤性鼻炎という立派な病名がつきます。
点鼻薬の副作用、最悪の結末とは
ほとんどの点鼻薬依存は 使うのをガマンする方法で数週間から1〜2ヶ月程度で治るようです。
ただ、長期間使用を続けて重度の薬剤性鼻炎になってしまうと、鼻孔内の肉質そのものが厚くなってしまうパターンが。
そうなると使用をやめても腫れが引かず、粘膜そのものを切除したり、粘膜の裏で骨を抜く手術が必要になる場合もあるとか。
どんな薬にもいえることですが、使用量を守らなくてはいけませんね(←おまえがいうな、と😓)
点鼻薬依存、アロマテラピーで離脱を目指す
使い始めて半年、「これはちょっとマズイかも」とホームドクターに相談に行ってきました。すると始まりは確かに花粉症だったかもしれない、でも今は依存症になってしまっていて鼻づまりが慢性化し、リッパな薬剤性鼻炎と診断されました。
依存症の典型、鼻粘膜もバッチリ腫れていて、その上ポリープまでできているとのこと。
「とにかく強い意志を持って止めなくちゃダメ!」といわれ、これなら何年使っても大丈夫だからとステロイド系(ベクロメタゾン)の点鼻薬を処方されました。
即効性はないけど、抗炎症作用もあるし、何週間後になるかわからないけど必ず効くからね、と。家に帰って調べてみたらコレ、ステロイド系なんですねぇ。
もちろん悪くはないんだろうけど、正直なところ何となく躊躇してしまい、まずはちょっと違うことを試してみることにしたのです。
「ちょっと違うこと」……もちろんアロマテラピーです。
その1:アロマ塩で鼻うがい
元・点鼻薬中毒経験者の友人曰く、鼻うがいの効果は絶大で2週間程で点鼻薬中毒から離脱できたとのこと。
これを聞いて早速実行です。それも鼻うがい未体験・今後の人生でも一切やる気なしな夫の無知識・無責任なアドバイス
「 鼻から水吸って口から出せばええねん」のみで。
マヌカオイルをプラスすれば、抗点鼻薬で弱った粘膜の殺菌にもいいだろうと考えて、1滴ポトンと落とし、そしていきなり鼻から吸ってみる……死ぬ程ツーンときた!
我慢しつつ数回挑戦したものの「口から出す」というのがうまくできません。痛い目をみてから、ネットでリサーチ(遅)
- 鼻ツン回避にはぬるま湯 100mlに対して塩を1g入れる
- 無理に口から出さなくてもOK
これらを踏まえて、鼻うがい用アロマ塩の作成……どうしても精油は入れたいので。
タッパーに 塩適量、そこにマヌカオイルとNZ真性ラベンダー アヴァイス・ヒルを落としてよくかき回します。ペパーミントも入れたい気もするけれども、刺激が強そうなので冒険はしないことに。
ぬるま湯+アロマ塩で再度挑戦すると、鼻ツンは一切なし!そして無理はせずに鼻から入れて鼻から出すと、ずいぶん鼻づまりが緩和されて、1日点鼻薬なしで過ごすことができました。
ちなみに鼻うがい、インフルエンザ対策にもよいそうです。
鼻づまり解消アロマブレンドオイル
そしてちょっと調べもの。
今の状態は「点鼻薬の長期使用で鼻孔内が腫れている状態」。ということは 抗炎症作用とデコンジェスタント(鼻づまり解消)が必要。
鼻づまりにはミントオイルを嗅ぐとすっと通るといいますが、嗅ぐだけでは今は弱い。何かもっと直接的なことをしたくて、ブレンドオイル(ラベンサラ+ラベンダー)を投入。
- お好みのキャリアオイル 15ml
- ラベンダー精油 2滴
- ラベンサラ精油 1滴
鼻(鼻翼・鼻梁・小鼻・鼻の下)全域・ほお骨エリア・おでこに少々力を入れつつ塗布します。
※使用前にパッチテストをしてください
鼻づまりの解消に効果のあるオイルは肌刺激になるものが多いので、それを避けてラベンサラを選びました。
ラベンサラはあまりポピュラーではないのですが、木の皮から抽出されるパワフルなオイルです。香りはローズマリーをもっと洗練させた感じ。
免疫強化・呼吸器系への働きが強く、また強い抗菌力を持ち、インフルエンザの罹り始めにとても効果的……とされる精油。
塗布後しばらく経つと、劇的に鼻のとおりがよくなったとはいえないながら、なんとなく、なーーーーーんとなくいいかな、という気がする。
でもなーーーーーんとなくでは物足りない。 もっと劇的にスースー通したい。
そこで塗布する姿は誰にも見せられないのですが、ラベンサラ+ラベンダー、更にユーカリプタスをプラスし弱めに作ったブレンドオイルを鼻の穴の中に直接塗る方法を採用しました。
いいんでない?もちろん点鼻薬のような即効性はないけれど、続けたらよさそうな感じです。
効果はいかに?鼻うがい+鼻づまりブレンド
脱点鼻薬2日目明け方、我慢しきれず点鼻薬を使いましたが同日夕飯時まで使わずに済みました……これは快挙! その後4日間は1日1回でOK。
5日目は味見しても一切味がせず、夕飯の支度ができない程ひどい鼻づまり😅 我慢できずに点鼻薬をしましたが、ひどく詰まっている右だけに。どこかで「片方づつ離脱する」という方法を見かけたので……
そして5日目の片穴点鼻を最後に、使わなくちゃいけない程詰まっていません。ただ鼻腔が腫れている感覚はすごくあります。
ホームドクターに処方されたステロイド系スプレーは結局使っていないので、使ってみたら違いがでるかな……とも考え中。
そうそう、最初の3日間、続けて水難事故系の苦しい夢をみました😂
あれから7年、再度の中毒&最終兵器投入!
そしてあれから7年。去年3月頃から再びOtrivinに手を出してしまい、またもや1年越しの中毒に.......。クスリ怖いです、いやほんと。前回の経験から、離脱のためのステップは理解済み。
病院へ行ってステロイド系のスプレーを処方してもらい、Otrivinの回数を夜1回にする。そこまでは割と楽に減らせたものの、その1回がなかなかやめられない.......。
更年期症状もあり息苦しいと動悸が始まったりするのです。で、久々のリサーチ開始。あれから7年、何かいいもん出てないの?と。
発見!ナチュラル鼻炎スプレー(なかなか強烈)
出てました!イギリス発、 サイヌスーズ・ナチュラル鼻炎スプレー 。
私が以前作った鼻づまり解消オイルブレンドと同様、そしてさらに パワフルな作用の精油やオイルが詰め込まれた、100%ナチュラル成分の鼻炎スプレーです。
精製水・オーガニックシーソルト・重曹・等張食塩水液・シナモンオイル・クミンオイル・フランキンセンスオイル・ジンジャーオイル・マヌカオイル・ティツリーオイル・ターメリックオイル・その他精油
これまでの経験上、ナチュラル系鼻炎スプレー・バームでOtrivinやナザールの即効性に匹敵するものはないというのが私の結論。
だけどSinuSoothを試したい!と思ったのは、 医学的にも証明されている成分を配合している・実際に使用した医師が自身の患者にも薦めているという点でした。
結論、オススメです!
私の場合、 2日で離脱完了しました。我ながらウソっぽいけどリバウンドすることもなく、もうホントにさらっと。
初スプレー、息が止まるほどの痛みがきました。「しみる」とか「ツーンときた」ではなく、痛い。原料から想定していた以上にパンチが効いています。
説明に「12歳以下のご使用は見合わせてください」とありますが、そりゃそうだろう。子供にはムリですこれ。(注:12歳以下は生理用食塩水で50:50の割合で薄めてご使用いただけます......が、多分1回でイヤがります)
この痛みは鼻の中が腫れていたり、荒れているからなんでしょうね。いい大人の私は「痛すぎて使うのイヤだ!」というまでのレベルではないので、使用継続。
初日朝1回、そして夜中に苦しくて目が醒めるのがイヤだったので、それほど詰まってはいなかったけど就寝前に1回。
翌日は日中一切詰まりなし、夜も大丈夫そうだったのでスキップ.......翌朝までグッスリ詰まりなし!そして3日目は一切使わず、そのまま離脱することができました。
説明すればするほど嘘っぽくてアレですが、私には効きました。 SinuSoothe(サイヌスーズ)。
ボトムライン
ナザールは使用期間・用量を守りましょう。
過去10年近く点鼻スプレー中毒と格闘してきた私としては、この一言に尽きます😅そして依存症克服には、やっぱり一度辛いガマン期間を挟まないとダメなようです。
ちなみに克服してからは、毎日きちんと季節性アレルギー用点鼻薬フルナーゼ(ステロイド系)を使用しています。